韓国の音楽業界では、毎年さまざまな授賞式が開催され、アーティストの活躍が評価されます。
これらの受賞は、人気の証明であると同時に、アーティストのキャリアや次の活動にも大きな影響を与える重要な機会です。
この記事では、K-POPファンの注目度が高い授賞式を人気順に紹介し、それぞれの特徴・開催時期・ファン投票の役割もわかりやすく解説します!
人気順で見る!主要音楽授賞式一覧

1位:Mnet Asian Music Awards(MAMA)
- 開催時期:毎年11月末〜12月初旬
- 主催・運営: CJ ENM(Mnet)
- 初回開催: 1999年(旧称:Mnet KM Music Video Festival)
- ファン投票方法:Mnet Plusアプリ、公式サイトなどで実施
MAMAは、K-POPのみならずアジア全体の音楽シーンを巻き込む、最大規模のグローバル音楽授賞式です。韓国国内外のトップアーティストが集まり、ステージ演出・ダンスパフォーマンス・コラボ演出など、「年末を締めくくるKPOPの祭典」としての側面も強く、毎年世界中のファンから注目を集めています。
日本や香港、シンガポールなど海外での開催実績もあり、グローバルなファンダムの影響力が受賞に直結する点が特徴です。ファン投票は、事前投票やリアルタイム投票に分かれて行われ、「1票」が授賞結果を左右する重みのあるアワードです。
2位:Melon Music Awards(MMA)
- 開催時期:毎年11月〜12月頃
- 主催・運営:Kakao Entertainment(Melon)
- 初回開催:2009年(オンラインベースは2005年より)
- ファン投票方法:Melonアプリ/Melonサイトで投票可能
MMAは、Melonという韓国最大級の音楽ストリーミングサービスが主催するアワードで、実際の楽曲再生データに最も忠実に反映される授賞式として高い信頼を得ています。
特にストリーミング回数やダウンロード実績といった「数値」が受賞に大きく影響するため、ファンの“日常的なスミン”がそのまま結果につながるという点で、推し活のやりがいを感じやすいアワードでもあります。
投票はMelonアプリを通じて行われ、ファン人気賞など一部部門では投票数の影響が非常に大きくなっています。
3位:Golden Disc Awards(GDA)
- 開催時期:毎年1月
- 主催・運営:JTBC・Kakao・韓国音楽コンテンツ協会
- 初回開催:1986年
- ファン投票:一部部門でアプリ投票を実施(U+ Idol Liveなど)
GDAは、韓国で最も長い歴史を持つ音楽アワードで、「韓国のグラミー賞」とも呼ばれるほどの格式があります。評価基準にはCD売上や音源売上などの明確な数値データが中心に用いられるため、商業的な成功を収めたアーティストにとって名誉ある受賞となります。
部門は「デジタル音源部門」と「アルバム部門」に分かれており、ストリーミングだけでなくアルバム購入の影響も強く反映されます。ファン投票は一部部門で行われ、補助的な評価要素として加算されます。
4位:Seoul Music Awards(SMA)
- 開催時期:毎年1月下旬(2025年は6/21に開催)
- 主催・運営:スポーツソウル
- 初回開催:1990年
- ファン投票:SMA公式アプリなどでの事前・リアルタイム投票
SMAは30年以上の歴史を持つ授賞式で、ジャンルやレーベルの垣根を越えて、広く大衆的人気を獲得したアーティストが表彰されるのが特徴です。
「本賞」「大賞」「新人賞」など、受賞部門が多様なため、様々なアーティストにスポットが当たる点もファンにとって魅力のひとつです。
ファン投票は事前・リアルタイムの二段階で実施され、特に人気賞などでは投票結果が決定を左右するため、ファンダムの結束が求められます。アプリ操作も簡単で、参加のハードルが低いのも特徴です。
5位:Asia Artist Awards(AAA)
- 開催時期:毎年12月頃
- 主催・運営:STARNEWS/AAA運営委員会
- 初回開催:2016年
- ファン投票:STAR POLLアプリや公式サイトでの投票など
AAAは、俳優と音楽アーティストの両方を同時に表彰する授賞式で、K-POPのみならず韓国芸能全体のトレンドを映し出す場として注目されています。海外での開催が多く、グローバルな人気を可視化する場でもあります。
特に特徴的なのが「RET人気賞」など、ファン投票の比重が極めて高い部門が存在すること。STAR POLLなど複数のプラットフォームで事前に行われる投票によって受賞者が決まる部門も多く、ファンダムの活動がダイレクトに結果を左右します。SNSを活用した応援文化とも非常に親和性の高いアワードです。
6位:The Fact Music Awards(TMA)
- 開催時期:毎年9月~10月
- 主催・運営:The Fact/FANN STAR
- 初回開催:2019年(※プレ開催は2018年に実施)
- ファン投票:FANN STARアプリ内での投票・応援ミッションなど
TMAは、ファンの応援行動そのものを表彰に反映する新世代アワードとして近年存在感を増しています。ファンダムの熱量を数値化する設計がなされており、「応援力」「エンゲージメント」を可視化する点が大きな特徴です。
FANN STARアプリでは、投票だけでなくデイリーミッションやポイント制の応援機能もあり、ファンが「推しのためにどれだけ行動したか」が直接スコアとして記録される仕組みになっています。そのため、ファンとしての参加実感や達成感が非常に高いアワードといえます。
7位:Genie Music Awards(GMA)
- 開催時期:下半期(過去は8,11,12月に開催)
- 主催・運営: Genie Music(KT系列)
- 初回開催:2018年(前身イベント含むとそれ以前から)
- ファン投票:Genieアプリや公式サイト上でのオンライン投票
GMAは、韓国大手通信会社KTの音楽サービス「Genie」が主催するアワードで、実際の音源成績とユーザーの支持を重視する設計となっています。ストリーミングデータ、ダウンロード数、ソーシャル反応など複合的なデジタル指標が評価に組み込まれています。
また、公式アプリ上でのファン投票もあり、ファンの能動的な参加が評価を補完します。Genieユーザーの行動データとファンダムの熱量が受賞に直結するため、普段からGenieを使っているファンには重要なアワードです。
授賞式での受賞がアーティストに与える影響とは?

韓国の音楽授賞式は、単なる表彰にとどまらず、アーティストのキャリアに大きな影響を与える重要な舞台です。
主な影響は以下の3つ。
特に「大賞」「今年のアーティスト賞」などの主要部門での受賞は、その年の“顔”としてのポジションを確立することにつながり、所属事務所の評価や予算にも関係することもあります。
つまり、ファンが推しの未来を広げる後押しができる貴重な機会なのです。
ファンにできること:推しを受賞に導くために

授賞式の多くは、音源成績や審査員評価に加え、「ファン投票」や「応援活動」が重要な評価基準として反映されます。ファンダムの結束力や行動量が、受賞の可否を左右する場面も珍しくありません。
✔️ 推しを受賞へ導くためのファンの行動ガイド
受賞は「ファンとアーティストの共同作業」と言われることもあります。
無理のない範囲で、でも確実に届ける1票1再生が、推しの輝く瞬間をつくります。
各媒体のスミン方法は以下の記事でまとめていますので、是非お読みください。
まとめ
韓国の音楽授賞式は、年末年始にかけて開催されるK-POPの祭典シーズンでもあり、ファンにとっても一年の集大成となる大イベントです。
それぞれの授賞式には特色があり、参加方法や評価基準も異なるため、推しが出場するアワードの仕組みを知ることはとても大切です。
今年も、みんなで力を合わせて、推しに賞をプレゼントしましょう!


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